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2019.4.9

JEWELRYKATOのつぶやき

和彫り、洋彫り、違いってあるのかな?

和彫りと洋彫り、同じ彫り仕上げ、そんなに違いがあるのか、一見みただけでは判らないし、考えた事もない。ほとんどの方がそうだとおもいますし、そもそも、そんなのどっちでも良い、なんて方もいらっしゃいますよね。

当店は和彫りをメインとしてご提供しています、何故和彫りにこだわり、多数の龍モチーフのリング、ペンダント、ネックレス、ピアスなどのオリジナルデザインを作製しているのか

今回は、和彫りと洋彫りの違いなど、少しご紹介したいとおもいますので、ご興味のある方、お付き合いくださいませ。

代表的な洋彫りは、有名なハワイアンジュエリーなどに施される彫金があります。

洋彫りの一例として

k18金製の.洋彫りリング。

SV925(シルバー)の洋彫りペンダント。

SV925(シルバー)の洋彫りバングル。

同じく、SV925(シルバー)の洋彫りバングル。

洋彫りは、押して切る彫り方、日本の(和彫り)はタガネ彫りは、叩きと、引き。まったく逆の手法となります。

日本の鏨(タガネ)は、非常に繊細で、細いものから太いものまで、多種に渡ります。

実際に職人が製作に使用している、タガネ工具の一部です。

タガネ(鏨)とは、彫金を施す際に必要な、彫る為の道具の事です。

タガネの種類は、平たいものから、尖ったもの、太さも多種あり、彫金を施す材質や、模様などによって、最適なタガネを用いて細工を施していきます。

ほとんどのタガネ工具は、職人自身の手によって改作や、自身の手によって作つたタガネ工具を使用しています。

一流の彫金師によっては、100本以上のタガネを所有し、自在に操ります。

タガネの中でも代表的な刃が、片切りタガネです、刃が斜めになっていて、筆のような線から、払い、曲線などのタッチが出せます。

こちらの画像は当店のオリジナル、和彫りの龍神シリーズのものです。

日本の彫金、和彫り技法は、ハワイアンジュエリーなどの洋彫りよりも、手のこんだ繊細な仕上がりになっています。

如何ですか? 洋彫りに比べて細かく、繊細な彫りが施されているのがわかるとおもいます。

タガネ彫りはもともと、日本の刀の鍔(つば)に彫刻をするのに行なわれていた技法です。

それ以降、箪笥(タンス)の鍵の部分などに、タガネ彫りが施されていました。

このように伝統技術として受け継がれ、現在のジュエリー業界を支えてきています。

こちらの品々も、当店オリジナルの和彫りジュエリーです。

一点製作するのに、数千ヶ所から数万ヶ所のタガネ彫りをする事もあります。

当然、製作日数も数ヶ月以上要するものもあります。画像のようにタガネを施し、迫力ある顔立ち、臨場感のある仕上がりになっています。

職人の技量やセンスによって、その仕上がりは大きく違いが出てきます。

当店のタガネ彫り職人は、40年以上のキャリアを持ち、特に龍のモチーフをもっとも得意としていますので、ご覧のような仕上がり、納得の出来映えかとおもいます。

如何ですか? 伝統技術の和彫りについて、少しご興味とご理解頂けましたでしょうか。伝統を継承し何百年と技術を研鑽し、そして今の宝飾業界を支えているのです。

職人達の努力、伝統技術の継承、製品をみる目も少し変わるかとおもいますし、大量生産の製品との違い【特に価格、オリジナリティ】など、ご理解いただけるかとおもいます。

また、当店では和彫りによる、さらなる龍モチーフの新作を作成中ですので、HPで随時更新させて頂きます。ご興味のある方は是非ご注目ください。

皆様のたくさんのお問い合わせを、お待ち致しております。

◾️洋彫りの得意な職人もおりますので、お問い合わせくださいませ。


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