2019.7.27
クロコダイル・ホーンバック
こんにちは。
今回は当店の人気アイテムであるクロコダイルの財布をご案内します。
まずは、クロコダイルの革がどのようにして、認知されて行ったのか?
本来は食用肉を取った残りの皮が、革として有効活用されたことから由来しています。
クロコダイルの特徴
爬虫類皮革の代表的なものがクロコダイル(ワニ革)です。その美しさ、強度、希少性から「革のダイヤモンド」と呼ばれ、古くから高級品、贅沢品として世界中の「本物」を求める人々から愛されてきました。
今回ご紹介の財布は、クロコダイルの背中の革【ホーンバック】を使用したものです。当店イチ推しの人気アイテムです。使用しているクロコダイルはタイ産のシャムクロコダイルです。
シャムクロコダイル(シャムワニ)は、主にタイで養殖されている種類で日本への輸入量の多いクロコダイル革になります。
鱗模様はスモールクロコダイルと比べるとやや大きいバランスになります。わき腹にかけての鱗模様のサイズのコントラストがはっきりしています。
背中のゴツゴツ部分をみると、一般的には安価なカイマンワニと思われる方が多いと思いますが、クロコダイルとカイマンの違いについて説明します。
まずは、ワニ革といっても、大きく分類すると3種類あります。
- クロコダイル
- カイマン
- アリゲーター
それぞれ、特徴があり質感やお値段も大きな違いがあるので、商品を選ぶ前に知っておいた方がいいと思います。
クロコダイルとカイマンの違いについて説明する前に、ワニ革は「背ワニ」と「肚(はら)ワニ」の2種類の使い方があります。
背ワニは、皮の背中側をメインになめされた革ですのでごつごつとした隆起部分が特徴です。
隆起部分は中に骨質がありますので、ミシンで縫製することができない部分です。
肚ワニは、おなか側をメインにしていますので、柔らかく滑らかな質感です。
背中側を革として鞣したときに、クロコダイルとカイマンの違いはそれほど大きくはありません。
カイマンワニの特徴とクロコダイルとの違い
革として使用されるワニはタイ、パプアニューギニア、南アフリカ、ミシシッピーなど世界中で生息しております。
カイマンワニはアリゲーター科
カイマンワニは、バビラス、石ワニ、とも呼ばれている。その中でも、財布やバッグに使われているメガネカイマンの皮は、全体に骨質部が多く硬いため、おもに、骨質の無い顎から脇腹の部分だけが利用されていました。
カイマンの場合はおなかのタケフと呼ばれる場所でも骨質部が多く細かなシワやクレータのような模様があります。背中と同じくミシンで縫製ができないほど固くなっています。
クロコダイルの場合は、おなかの部分のタケフからマルフにかけては、柔らかな質感なのでカイマンと並べて比べてみると一目瞭然です。
カイマンワニは小型のワニの為 財布1枚分の革を取る事も出来ません。よく見て頂くと、継ぎ接ぎになってます、並べてみるとハッキリ違いがわかるとおもいます。
カイマンワニをクロコダイルとして販売している業者もありますので上記記載の事をご留意いただければ 問題ないかと思います。
当店の背ワニ【ホーンバック】は通常の財布サイズより少し大きめのBIGサイズで フルオープン式になっています。当然1枚取りで製作しています。
海外の契約工房がありますので、年間をとうして潤沢に在庫を確保しています。価格も他店と比較して頂いても かなりのコストパーフォーマンスでご案内していますので、気になる方は是非 お問い合わせください。